ホメオパシーはトンデモでない!
「ホメオパシーはトンデモだ」という主張もあるが、「ホメオパシーはトンデモではない」という主張も成立する。トンデモマニアの見解に従えば。
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「ホメオパシーはトンデモではない」 …… (*)
という主張が成立する。トンデモマニアの見解は正しいと前提とすれば、だが。
以下で証明しよう。
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まず、トンデモマニアの二つの見解を並べよう。
(i)「ホメオパシーはトンデモである」
(ii)「専門外のことを論じる素人はトンデモだ」
さて。トンデモマニアは、ホメオパシーの専門家か? もちろん、違う。医学の専門家であることはあるが、ホメオパシーを信じていないのだから、ホメオパシーの専門家であるはずがない。
( ※ 反ホメオパシーの専門家だとは言えるだろう。しかし、ホメオパシーを否定しているのだから、ホメオパシーの専門家であるはずがない。医学を否定する人が、医学の専門家ではないのと、同様だ。)
こうして、次のことが成立する。
「ホメオパシーの専門家でもないくせに、ホメオパシーについて論じている」
こうして、彼は (ii) に合致するので、彼はトンデモである。素人のくせに、専門分野について(批判的に)論じるからだ。 (^^);
そして、彼らがトンデモであるからには、彼らの主張することは間違いである。つまり、(i) は間違いである。
かくて、
「ホメオパシーはトンデモである」
ということが否定されるので、
「ホメオパシーはトンデモではない」
ということが成立する。こうして、冒頭のこと (*) が証明された。 (^^);
[ 付記 ]
で、結果的に、何がわかるか? (*) が正しいことか?
いや、 (*)とその否定とが、同時に成立することが、だ。つまり、矛盾が生じるということが、だ。
本項からわかる真理は、 (*) のことではなくて、
「トンデモマニアの見解は自己矛盾に陥っている」
ということである。
これは論理遊びみたいなものだが。